相模原・町田の弁護士離婚相談－女性のための離婚相談について

女性のための離婚相談

女性側に多く見られること

　女性は，男性に比べて離婚によって社会的に弱い立場に置かれることが多くあります。
　そのために，離婚に踏み切れず，また離婚する場合にも夫側から離婚給付を受けられなかった場合には，将来への不安が残ります。
　例えば，財産は夫名義であるために，きちんと法的な処理をしなければ，経済的な裏付けなしに離婚を強制されることもありえます。

　また，夫側は，声が大きく，一方的な言い分を主張するだけで，きちんとした交渉にならないこともあります。
　ともかく，離婚交渉をする前にご相談下さい。

　当事務所では，女性側で離婚事件を多く手がけた弁護士が，相談に応じます。
　下記では，妻側に良く見られることをまとめてみました。参考にして下さい。

■夫がきちんとした交渉に応じない

　夫側は，「仕事が忙しい」などを理由に，妻が離婚の協議を申し入れても，きちんと対応しないで放置するケースがあります。きちんとした交渉ができない場合には，躊躇せずに，家庭裁判所で調停をせざるをえません。

■声が大きく，一方的に条件を押しつけられる

　夫側は，離婚条件について細かな交渉をせずに，一方的に条件を押しつけてきて，判子を押すように迫ることがあります。
　条件が，離婚の相場と一致していればやむを得ませんが，力関係で不当な要求を押しつけられている場合には，断固として拒否することが必要です。
　相場以下の養育費の支払いで合意してしまう場合などです。

■暴力をふるわれる

　いわゆるＤＶ事件は，後を絶ちません。
　日常的，継続的に暴力をふるわれていると，離婚をする気力もなくなって，夫側のいいなりになってしまうこともあります。
　ＤＶ事件では，離婚を切り出すことすらできないこともあるのです。
　ＤＶ事件の場合には，代理人の弁護士を複数選任して，法的な交渉の場で，きちんと離婚協議をしなければいけません。

■生活費が貰えない

　夫側は，離婚を強制するために，「兵糧攻め」として，生活費を渡さないというやり方をしてくる場合があります。
　しかしながら，離婚原因の有無をとわず，夫婦である以上は，法的に生活費（法律的には「婚姻費用」といいます。）を要求できます。
　生活費を払わないと，それ自体で有責配偶者となります。
　生活費を支払わない場合には，直ちに調停に持ち込みましょう。

■不貞行為の証拠がない

　夫が不貞行為をしていても，証拠がなければ裁判では不貞はなかったものとされてしまいます。
　そこで，離婚交渉前に，地道に証拠集めをしておく必要があります。
　離婚を切り出した後だと，警戒して，証拠が集めにくくなります。
　詳しくは，慰謝料のページをご覧下さい。

■養育費を払って貰えない

　子供の親権は，多くの場合，妻側にあります。しかしながら，妻側は経済的には余裕がないことが多く，元夫からの養育費の支払いがないと，生活していけないものです。
　しかしながら，離婚になってしまうと「喉元過ぎれば熱さを忘れる」かのように，養育費の支払いをしないケースが見られます。
　養育費の未払いについては，断固とした法的対応が必要です。
　詳しくは，養育費のページをご覧下さい。

■弁護士費用が用意できない

　妻側は経済力がなく，弁護士費用を用意できないことも考えられます。
　その場合には，財団法人日本司法支援センター（法テラス）を利用しましょう。
　一定基準以下の収入の方は，法テラスが弁護士費用を一旦立て替えてくれます。利用者は，１万円程度を法テラスに長期の分割で返済します。苦しい場合は返済の猶予や免除もお願いできます。
　詳しくは，法テラスのページをご覧下さい。

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